慢性的な疲労は沈黙の臓器が疲れている!?
こんにちは。
桂島昇です。
今回は、疲労と沈黙の臓器の関係のブログです。
沈黙の臓器と呼ばれるように、肝臓は 少々の機能低下ではほとんど自覚症状は出てきません。
沈黙の臓器なだけに、ほとんどの人は気が付かないうちに肝臓を酷使しています。
肝臓の機能が低下すると、最も一般的な症状が「疲労」です。
肝臓の機能が低下すると疲労するのか?
肝臓の働きは、炭水化物、脂質、タンパク質をエネルギーに変えます。
肝臓は、グリコーゲンを貯蔵し必要な時に「血中グルコース」として血中に放出し「血糖値」の調整をします。
肝臓の機能の低下により、この調整ができなくなると「疲労感」が出やすくなります。
肝臓の機能が低下しても肝臓そのものの痛みとしては出てきません。
肝臓以外の箇所に症状が出る?
肝臓の疾患で典型的な症状は「黄疸」です。
黄疸とは?
肝臓の働きの一つとして、古くなった赤血球を破壊し、胆汁中に捨てる働きがあります。
肝臓の機能低下により上記の機能が正常に行われず、破壊した赤血球で作られたビリルビンという黄色い色素が胆汁でなく血液中に流れて出て「黄疸」になります。
特に日本人は分かりにくい?
白人と比べ、黄色人種は肌の色で見分けがつきにくいとされています。
黄疸はどうすれば分かる?
一番分かりやすいのが、眼の白目の部分が黄色くなると分かりやすいとされています。
肝機能の検査は大変ではない?
一般的に「献血」や「健康診断」での、血液検査などで肝臓に問題は無いか調べることができます。
ALT(GPT)5~45(IU/L)
ALT(GPT)10~65(IU/L)
ALBアルブミン 3.9~5.0(g/dL)
※数字は正常値
沈黙の臓器なだけに注意?
黄疸やその他の症状が出てからでは、沈黙の臓器なだけに手遅れになる場合があります。
肝臓の機能と役割とは?
お酒の分解は肝臓に過度の負担をかけます。
アルコールやアセトアルデヒドなどの分解に肝臓は働きます。
アルコール性の肝臓の疾患の終着は「肝硬変」です。
多飲酒者の定義とは?
多量飲酒者の定義は一日あたり「日本酒3合(約540ml)=アルコール約60gを飲む人。
飲酒の適量とは?
適量を「アルコール約20g以下=日本酒0.9合以下」、最も死亡率が低い人を「アルコール9g以下=日本酒0.4合以下」
と厚生労働省は発表しています。
厚生労働省の飲酒の統計とは?
日本酒、約7合(約1.26L)を毎日続けて10年以上飲み続けた場合約20%
15年以上飲み続けた場合、約50%
「肝硬変」が生ずると発表。
効果的な方法とは?
個人差がありますが、飲酒の量や回数を減らすよりもアルコール度数の低いお酒に変えるのも効果的かも知れません。
肝臓は沈黙の臓器だけに何も言いませんが、非常に効果的な方法と言えます。
太っているといけない?
肥満は肝臓の負担が大きくなり、肝臓の疾患の発症を高めます。
ダイエットは肝臓の機能回復には効果的です。
しかし、肝臓の機能を休めることが目的なので、タンパク質を多くとるダイエットは「肝臓が休まらない」ことになり逆効果になります。
ダイエットする場合は、 運動だけでなくタンパク質の摂取量を考えた減量が肝臓には良いです。
ダイエット&けんこうブログ
疲労と沈黙の臓器の関係を理解して、健康的な生活を送りましょう。
ではまた。
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